８．初左ハンドル・初右車線・初ロータリー。まずはアルルへ!!!

事前に日本でレンタカーの予約を済ませておりました。

《日本で聞いていた評判》

・圧倒的にオートマ車が少ない
・南仏はあまり治安の良くない場所が多いので、オープンカーは絶対に止めるべき（車上荒らし対策）
・同様の理由から、カーナビ付、CD付の車など皆無。

そういったことを踏まえ、僕は〝1600ccクラスでオートマ車であればなんでも〟という内容で６日間レンタルのクーポンを発行して貰っていました。

しかし、現地に行くとまったく事情は違っていました。

アヴィニヨンTGV駅の敷地内には何社かのレンタカー会社が並んでいました。

僕はまっすぐに〝Hertz〟に向かう。

オバチャンひとり。
僕ひとり………。

ここから延々と２０分間に渡り、日本語・英語・フラ語のごった煮会話が繰り広げられます。

オバチャンは車種のアップグレードを進めます。
聞くと、カーナビ付があるらしい。


そして実際にその候補となった車を観に行き、即決しました。

それが、このスレッドの最初の写真の〝BMW 120 D'LUXE〟

結果、日本で支払った金額の倍以上（免責無しの完全型保険やTAXを含め）の請求が後ほど来ることになりますが、これはこれで良かったと思っています。

…カーナビがなければ、今回の無謀なドライブ旅行は、絶対に完成形を迎えることはなかったはず。

 

ボクハ右……ボクハ右……アナタは左……　ボクハ右

フランスの道路は、おもに３つに分けられます。

Ａが高速道路、Ｎが一般道路(国道)、Dが一般道路(県道など)


アヴィニヨンＴＧＶ駅からなんとか出発し、ずっと上の言葉を呪文のように唱えながらハンドルを握りました（爆）


そしてハンドルの上にカメラを乗せて撮った記念すべき一枚がこのショット。
アヴィニヨンＴＧＶ駅を出て１０分後くらい経ったあたりの〝D570〟の風景です。



しかし、空いている!!

↑これ、最初の印象。そしてほとんど信号がない!!!





交差点はロータリー。

ツッコンデ行って、時計と逆回りに車を走らせ、自分の行きたい方向から出ます。

これ、慣れると意外と簡単。




〝Arles(アルル)〟と書かれた標識をひたすら追って進みます。

…制限速度は７０km/h。


でも、みんな100km/hくらいのスピードで後ろから煽ってきやがる。
…畜生。18才くらいの頃だったら容赦しないが。


しかもオイラは〝ﾆｯﾎﾟﾝｼﾞﾝ〟(-。－;)　オンザ・初フランス道路ﾅﾜｹ。

おそるべきフランスの駐車事情

喫煙マナーに次いでこの国で驚いたのは、
間違いなく〝駐車事情〟だ。

以前にパリで何度かこんな光景を目撃したことがあった……。

そんなに車間のない縦列駐車の車と車の間。
そこに別の車がやって来て、無理やりバックで突っ込んだ!!!


「ガッシャーーーン!!」
完全にその車は、その後ろに停めてあった車に接触。その弾みで、後ろに止めてあった車が少し強制的に後進させられた模様。

そしてその運転手はハンドルを思い切り切って、前進!!!

「ガッシャーーーーン|||||/(￣ﾛ￣;)＼||||||| 」

今度は同じく前に止めてあった車が強制的に前進……。


それを何度か繰り返して無理やり広げられたスペース。
そのスペースに、運転手は見事に自分の車を停車させ、何食わぬ顔でレストランに入っていった………。

なるべく独立したカタチの駐車場を探して車を止めよう。　縦列駐車は、ぶつけられても文句がフラ語で言えない(;￣ー￣A

というわけで、これ以降は各街で〝駐車場〟探しの大いなる時間を費やすことになるのだが、パリでのその光景が実は〝フランスではアタリマエ〟だと聞き、自分を守ろう！

と可愛く決めたのだった。








そして無事に駐車場に車を止め、アルルの街の散策が始まった。







■フランスガイド〝アルル〟（日本語）