１８．あくまで南仏色あふれる海岸線を進む。

N98をそのまま進めば今日の目的地のサン・トロペ。
しかしその道は、山間部を通るようなので、途中からD559に入り、海岸線攻め。

途中で通り雨に遭ってしまいました。
でもｻﾞｰｰｰｰｰｯｯと降って、すぐに止む感じ。


小さな町が点在し、個々の表情を見せますが、やはり基本の色合いは完全に南仏色。
オレンジ～黄色系で造られた家屋やビルが、海、空の青と雲の白、山や木々の緑と絶妙にマッチした風景が、いつまでもいつまでも続いていきます。


途中でアイスクリームを食ったりして……。

基本、片側１車線の道路が続きます。

いきなり大渋滞？
と思ったら、その先で道路工事。

それが何カ所かあって、時間を食ってしまいました。
しかし、じっくりと風景を見ることもでき、これは魔の高速道路では出会うことのない風景なのではないかと……。





車から下りたジイチャンが、そっと助手席のバアチャンの手を取って、そのまま優しくリードするように手を繋ぎ、この家に入っていきました。















壁の色はカシあたりから南仏色ですが、屋根の色はアヴィニヨンからず～～～っと、〝赤〟です。

これ、法律で決まってるんすかね？





海岸線沿いの小さな町を通り過ぎたら、すぐにこんな崖っぷちを通る。

本当に起伏に富んだ地形を今自分が走っていることを痛感させてくれます。







通り雨が過ぎ、雲間から日差しが。








 
D559は所々想像以上に狭い車線になる箇所が何度もあった。

大きなトレーラーなどは、まず通行不能だろうな。

そしてカーナビを見ると、このままD559を進めばサン・トロペへはいちばん近いルートなのだが、さらに海沿い攻めを敢行し、D93で半島をグルリと周回。


しかし、このD93が粗悪な道路で………

むちゃくちゃなカーブの連続、センターラインはあったりなかったり、対向車がいきなり突っ込んでくる………。
死ぬかと思った。


そっか。なんか変だ。

そっか！
フランスの道路にはカーブミラーが無い!!!