１９．完璧に一目惚れした港町 ～SAINT-TROPEZ（サン・トロペ）～

今回の旅行の計画を立てているときに、一番最後まで決まらなかったのがこの３日目のホテルでした。

TOULONに留まるか、翌日のニースまでの行程を考えてもう少し先のSANTE-RAPHAEL（サン・ラファエル）まで足を伸ばして泊まろうか……と。

しかし、ガイドブックを眺めていて、なぜかしらこの小さな港町に目が停まりました。

〝ブリジット・バルドーが愛した町〟
…別にブリさんは知り合いでも親戚でもありませんが、なんとなくその言葉と、他の町より断然規模の小さなこの町の雰囲気を、十分に味わいたいと思ったのです。

■SAINT-TROPEZ（サン・トロペ）　プロヴァンス・ウェブ
■SANT-TROPEZ（サン・トロペ）　観光案内所HP

途中で回ったD93が、大変だった。
道の状況はひどい上、最終的にこの〝SAINT-TROPEZ〟に入る直前に合流するD98aとの交差点が、大渋滞。

今夜中に着くのか……と、心配になりました。





これまでのどの町よりも立派で広い駐車場が、旧港のすぐそばにあり、助かりました。







マルセイユも旧港（こことは規模が全然違うが）をグルリと囲むようにカフェやレストランが軒を連ねていました。

ここSAINT-TROPEZも同じく、ショップがグルリと囲んでいました。
ただ、マルセイユのように目の前をガンガン車が走る環境ではないので、かなり空気がきれいな感じがします。

PARISのモンマルトルを思い出させるような絵描きたち

思わずため息。

まさかこの小さな港のすぐそばで、こんなにたくさんの絵描き達が思い思いの絵を描き、それを販売してるんですよ。

びっくりしました。


僕はじっくりと一人一人の絵を鑑賞させていただきました。

そして、とても気に入った小さな額に入った絵を購入♪　もう見たかな………



ポツリ佇むオブジェが、あちこちに見られました。
…銅製ですかねぇ？










大勢の方がこのクルーザーを見つめていたので、ﾅﾆｶ始まるのか…と、しばらく見ていましたが、な～～～んにも始まりませんでした。

もしかして有名人所有のクルーザーなんでしょうかね？



とにかく、the 南仏色の建物がズラリ。

先ほども書きましたが、なんとなくマルセイユのミニチュア版みたいな雰囲気がありますが、こちらはオモチャのような街です。






旧港。

ゆっくりと時間がながれているような気がします。
















旧港の周辺のお店は、みんな店員さんが気さくな方ばかりでした。

観光案内所の女の子にどこから来たの？って聞かれ、LE JAPONと答えたら、とっても嬉しそうにHARAJUKUと書いたキーホルダーを見せてくれました。

また、お土産の陶器屋さんのニイチャンは、昨年２週間かけて東京、京都を旅行したそうで、わりと話が盛り上がり、僕のフラ語もまぁまぁか……と、ちょっと嬉しくなったりして（爆）



湾にはゆっくりと滑る船が数隻。

どこまでものどかな雰囲気を味わえる港町。
それがこのSANT-TROPEZです。






旧港の先っぽにある〝ポルタレ塔〟から見た街と海。

…やべ。
ホテルに「チェックインは５時」と伝えてあった。




ホテルはサントロペでもグルリと湾を回ったGRIMAUD（グリモー）という街にあるんです。

来るときの渋滞を考えると、湾の奥に見えるその街まで、いったいどれくらい時間がかかるのか予想が付きません。

まだこの街に居たかったし、他にも見たい場所があったのですが、ここは仕方なくホテルに向かうことに。

…とりあえず電話を入れておくか。


公衆電話をやっと見つけてかけようとしたら、なんとテレカ専用（　　・　　_　　・　　;　　）
…持ってねぇし。

仕方なく駐車場に戻って精算を済ませ、車でホテルに向かうことにした。



それから１時間後の写真。
全然進みません。

公衆電話は諦め、自分の携帯からホテルに電話。

海外使用可能な携帯なので、そのままホテルに電話をかければつながるのか……と思いきや。

日本からフランスにかける（頭に+33を足す）時と同じように掛けたら、ホテルに繋がった(ﾟ□｡屮)屮

これ、フランス→日本→フランスに電話をしたことになるんでしょうか……？
僅か３kmほどしか離れていないホテルに掛けるのに、20,000km分の……。

なんか、出国前に設定しておけば、こんなことにならなくてすんだのでしょうか？docomoさん……？