２２．この旅でもっとも感動した景色 ～コルニッシュ・ドル～

ガイドブックなどでは気づかずに、まったくNO MARKだった場所に、突然息を飲むような景色が現れる……。

この感動は、こうした車や各駅停車の電車の旅ならではの楽しみではないでしょうか。




St-RAPHAEL（サン・ラファエル）を越えたN98は、そんな景色を僕にプレゼントしてくれました。

St-RAPHAELが、コート・ダ・ジュールの入り口の街。

ついに、コート・ダ・ジュールに突入です!!

CORNICHE d'OR（コルニッシュ・ドル）※黄金の断崖。「コルニッシュ・ド・レステル」の別名

N98は海岸線を進みます。

ちょっと前から〝赤茶けた〟感じの岩肌や浜辺には気づいていましたが、まさかこんな景色がずっとずっと続くなんて、思ってもみませんでした。

ちょっと………涙が………ｷﾗﾘ。




このN98沿いには、ところどころに車を駐車できるスペースがありました。
多くの方々が車を止め、思い思いにシャッターをきっていました。








この景色は小さい頃に見た記憶が………　デジャブ??

遠い昔、火山帯であったレステルは、赤い斑石の絶壁が紺碧の海を見下ろす神秘的で雄大な景色が広がる。

…by.地球の歩き方「南仏プロヴァンス」より













日本にも同じような地形の場所は沢山ありそうですが、この色合いはそうそうないでしょうね。

いつまで見ていても飽きない景色です。






TGVがゆっくり通り過ぎていきました。
…シャッターは間に合いませんでしたが(-。－;)

ｲﾏｻﾗですが、フランスはどうして自動車は右側車線走行（日本と逆）なのに、鉄道は日本と同じ左側走行なんでしょう………？

SNCFもRERもメトロも全部日本と同じ方向で進んでいました。



コルニッシュ・ドルについて書かれている案内。



…読めねぇ。
次回はこれを全部読めるようにして、ここにまた来るぞ!!!







N98は地図で見る限り、まちがいなく主要な幹線道路。

しかし、所々車線がとても狭くなる箇所があり、ちょっと危険でした。
絶対に大きな車（トレーラーなど）は走行できないと思う。


しかし、道が空いている。



今朝の渋滞が嘘のよう。


さぁ、もうすぐカンヌだ!!!